視力検査の放射状の図は乱視検査です
視力検査の途中でこのような図を見る検査があります。
普通は、どの線も均等な太さに見えるので、何の検査か疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
もしこんなふうに見えたり、
こんなふうに見えたりしたら要注意です。
乱視の種類は大きく3つにわかれます。
直乱視、倒乱視、斜乱視の3つです。
二つ目の図のように横の線が太く見える(縦の線がぼやける)場合は、倒乱視といいます。
乱視の中では、横書きの文字を読むときに重なって見えるなど、生活に支障をきたすことが多いため、メガネやコンタクトレンズで矯正する方が多いと言われています。
次に3つ目の図のように縦の線が太く見える(横の線がぼやける)場合は、直乱視といいます。
乱視の中で直乱視が最も多く、約90%にもなると言われています。
直乱視は、何らかの力により上下に圧迫されることで、縦方向への湾曲が強くでるため、物が上下にぼんやり見える特徴があります。
この場合は、新聞などの縦書きの文字を読みづらい場合がありますが、さほど気にされない方も多く、遠くの文字が認識できる場合にはメガネなどで強制しない方もいらっしゃいます。
このほかにも斜めの線が太く見える斜乱視というのもあります。
直乱視以外は、ものを見る時のストレスが多いため、すぐに眼科を受診される方が多いようです。
夜間の車の運転の際などには、電灯や他の車のライトがにじんで見えたりして危険です。
ものが見えにくいということは、肩こりや頭痛の原因にもなります。
いずれにしても、モノがダブって見える、2つに見えるなど、問題があると感じたら早めに眼科を受診するとよいでしょう。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
今回は、老眼とはあまり関係ない内容のように感じられるかもしれませんが、老眼とともに乱視になっている場合もあります。
眼科で、冒頭の図のような放射線のような図を見せられる検査を受ける際には、「あ、乱視の検査ね」と心を落ち着かせて、正確な結果が出るようにきちんと受診しましょう。
どこかの角度の線が太く見える場合は老眼だけでなく乱視の可能性も大きいので、メガネを作る際にきちんと処方してもらえるということになります。
老眼は矯正されて小さな文字は見えるようになったとしても、ぼやけたり重なって見えるようでは困ってしまいますからね。
さいわい、私の場合は軽度の老眼のみで、乱視の検査では何事もなく、冒頭の図を見せられて、
「全部均等に見えます」
と答えたら、
「あ、乱視はないですね」
と言われて終わりでした。
なので、それが何の検査かわからず、疑問に思ったので調べた結果が今日の記事になったというわけです。
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